板橋区役所前の心療内科

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板橋の心療内科精神科の専門医が解説する意識障害

精神科の意識障害

意識障害を教科書でみるとJCSやGCSで評価したりという方法が記載されている。

昏迷状態では意識はしっかりしているが、精神活動の発動ができずにJCSやGCSでは異常所見となってしまう。

意識障害を明確に区別する方法は脳波を測定することである。脳波の基礎波が異常波であれば意識障害となる。

意識障害には量と質の2種類がある。

意識障害の量の問題では、JCSやGCSで評価されるものである。量の問題では眠そうにしているかどうかというものである。

一方、質の問題ではせん妄、精神錯乱、てんかん発作後もうろう状態がある。

せん妄、精神錯乱、てんかん発作後もうろう状態では、眠そうにはしておらずにむしろ興奮していることが多い。

せん妄、精神錯乱、てんかん発作後もうろう状態では日時の見当識の障害、幻覚が付随することが多い。

また、辻褄の合わない発言があっても統合失調症では意識清明であり、脳波でも正常の波形となる。

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