板橋区役所前駅2分、大山駅10分、板橋駅15分、板橋本町駅18分の板橋の心療内科精神科
板橋の心療内科精神科の専門医が解説する意識障害
意識障害を教科書でみるとJCSやGCSで評価したりという方法が記載されている。
昏迷状態では意識はしっかりしているが、精神活動の発動ができずにJCSやGCSでは異常所見となってしまう。
意識障害を明確に区別する方法は脳波を測定することである。脳波の基礎波が異常波であれば意識障害となる。
意識障害には量と質の2種類がある。
意識障害の量の問題では、JCSやGCSで評価されるものである。量の問題では眠そうにしているかどうかというものである。
一方、質の問題ではせん妄、精神錯乱、てんかん発作後もうろう状態がある。
せん妄、精神錯乱、てんかん発作後もうろう状態では、眠そうにはしておらずにむしろ興奮していることが多い。
せん妄、精神錯乱、てんかん発作後もうろう状態では日時の見当識の障害、幻覚が付随することが多い。
また、辻褄の合わない発言があっても統合失調症では意識清明であり、脳波でも正常の波形となる。