板橋の心療内科精神科

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境界性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害

境界性パーソナリティ障害は慢性的な虚無感、感情の起伏、白か黒かで考える極端な思考を特徴とします。

一般的にパーソナリティ障害は精神の未発達が要因とされます。

伊集院光氏が提唱した中2病が大人になっても続いている状態というイメージであります。

その中でも境界性パーソナリティ障害は精神科救急で受診する頻度が大きいです。

境界性パーソナリティ障害の方は慢性的な虚無感及び極端な思考のために派手な行動が目立ちます。

街で大声で叫ぶ、リストカットする、大量飲酒する、過量服薬、自殺未遂をするという他者が見捨てることができない行動をとるために救急要請されることは少なくありません。

交際相手と別れ話をしている最中にベランダから自殺を図るという少女漫画に出てきそうな行動は精神が成熟した成人であれば行動化はしません。

境界性パーソナリティ障害の方は慢性的な虚無感のために健康を害する行為が常習化していることが少なくありません。

喫煙、連日の飲酒、リストカット、派手な髪色、ピアス、違法薬物の使用は境界性パーソナリティ障害のオッズ比を高めます。

陥りやすいピットフォールとして後期研修医から他人への操作性がないので境界性パーソナリティ障害は否定的ですと報告されることがありますが、他人への操作性は本質ではなくて1つの要素にしか過ぎません。

知的能力の低い境界性パーソナリティ障害は他人を操作することが苦手であることは少なくありません。

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