itabashikuyakusho

板橋区役所前駅2分、大山駅10分、板橋駅15分、板橋本町駅18分の板橋の心療内科精神科

病前性格

朗らかである、ユ-モアに富む、興奮しやすいという循環気質。

クレッチマーの体型分類

肥満型

従来診断

環境要因で説明できずに躁状態、抑うつ状態、混合状態を繰り返すもの。

ICD10の診断基準

F30.0軽躁病

A.
気分は高揚あるいは易刺激的であり、4日以上持続すること。
B.
下記の3項目以上が存在する
1.
活動性の亢進
2.
会話量の増加
3.
注意転導性
4.
睡眠欲求の低下
5.
性的エネルギーの亢進
6.
浪費
7.
社交性の亢進
C.
躁病、双極性感情障害、うつ病エピソード、気分循環症、神経性無食欲症の基準を満たさないこと。
D.
精神作用物質の使用、症状性を含む器質性精神障害でないこと。

F30.1精神病症状を伴わない躁病

A.
高揚、誇大的、あるいは易刺激的であり、1週間以上持続すること。
B.
下記の症状の3項目以上が存在。
1.
活動性の亢進
2.
談話心迫
3.
観念奔逸
4.
社会的抑制の喪失
5.
睡眠欲求の低下
6.
過大な自己評価
7.
注意転導性
8.
無謀な行動
9.
性的逸脱
C.
幻覚や妄想は存在しないこと。
D.
精神作用物質の使用、器質性精神障害でないこと。

F32うつ病エピソード

AからCのすべてを満たすこと。
A.
G1.
うつ病エピソードは2週間以上続くこと。
G2.
躁病エピソードが存在しないこと。
G3.
精神作用物質の使用や器質性精神障害によるものでないこと。
B.
次の3項目中2項目以上を満たすこと。
1.
抑うつ気分
2.
興味と喜びの喪失
3.
易疲労性の亢進
C.
次の7項目中4項目以上を満たすこと。
1.
自己評価の低下
2.
不合理な自責感
3.
希死念慮
4.
集中力の低下
5.
焦燥あるいは制止
6.
睡眠障害
7.
食欲の低下あるいは亢進

Cの項目が4項目以上で軽症うつ病エピソード【F32.0】

Cの項目が6項目以上で中等症うつ病エピソード【F32.1】

Cの項目が8項目以上で精神病症状を伴わない重症うつ病エピソード【F32.2】

精神病症状を伴わない重症うつ病エピソードに加えて幻覚または妄想、うつ病性昏迷が存在すれば、精神病症状を伴う重症うつ病エピソード【F32.3】

F31.0双極性感情障害、現在軽躁病エピソード

A.
軽躁病の基準を満たすこと。
B.
過去に軽躁病あるいは躁病エピソード、うつ病エピソード、あるいは混合性感情性エピソードの基準を満たす感情エピソードが1回以上存在したこと。

F31.1双極性感情障害、現在精神病症状を伴わない躁病エピソード

A.
精神病症状を伴わない躁病エピソードの基準を満たすこと。
B.
過去に軽躁病あるいは躁病エピソード、うつ病エピソード、あるいは混合性感情性エピソードの基準を満たす感情エピソードが、1回以上存在したこと。

F31.2双極性感情障害、現在精神病症状を伴う躁病エピソード

A.
精神病症状を伴う躁病エピソードの基準を満たすこと。
B.
過去に、軽躁病あるいは躁病エピソード、うつ病エピソード、あるいは混合性感情性エピソードの基準を満たす感情エピソードが、1回以上存在したこと。

F31.3双極性感情障害、現在軽症あるいは中等症うつ病エピソード

A.
軽症あるいは中等症のうつ病エピソードの基準を満たすこと。
B.
軽躁病あるいは躁病エピソード、うつ病エピソード、あるいは混合性感情性エピソードの基準を満たす感情エピソードが、1回以上存在したこと。

F31.4双極性感情障害、現在精神病症状を伴わない重症うつ病エピソード

A.
精神病症状を伴わない重症うつ病エピソードの基準を満たすこと。
B,
過去に、軽躁病あるいは躁病エピソード、あるいは混合性感情性エピソードの基準を満たす感情性エピソードが、1回以上存在したこと。

F31.5双極性感情障害、現在精神病症状を伴う重症うつ病エピソード

A.
精神病症状を伴う重症うつ病エピソードの基準を満たすこと。
B.
過去に、軽躁病あるいは躁病エピソード、あるいは混合性感情性エピソードの基準を満たす感情エピソードが、1回以上存在したこと。

F31.6双極性感情障害、現在混合性エピソード

A.
軽躁病症状、躁病症状、うつ病症状の混合あるいは急速な交代(数時間内)を特徴とすること。
B.
2週間以上の間、躁病症状とうつ病症状の療法が顕著でなければならない。
C.
過去に、軽躁病あるいは躁病エピソード、うつ病エピソード、あるいは混合性感情性エピソードの基準を満たす感情エピソードが、1回以上存在したこと。

F31.7双極性感情障害、現在寛解状態にあるもの

A.
現在の状態は、あらゆる重症度のうつ病エピソードや躁病エピソードの基準を満たさないこと。
B.
過去に、軽躁病あるいは躁病エピソードが1回以上及び1回以上のうつ病エピソードあるいは混合性感情エピソードが存在したこと。

※(参考)ICD10
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000011ncr-att/2r98520000011nq2.pdf

DSM5の診断基準

双極Ⅰ型障害

1つ以上の躁病エピソードに該当すること。
統合失調感情障害、統合失調症、統合失調症様障害、妄想性障害、または他の精神病性障害で説明されない。

双極Ⅱ型障害

A.
1つ以上の軽躁病エピソードと1つ以上の抑うつエピソードが該当する。
B.
躁病エピソードがない。
C.
統合失調感情障害、統合失調症、統合失調症様障害、妄想性障害、または他の精神病性障害で説明されない。
D.
抑うつの症状、または、抑うつと軽躁を頻繁に交替することで生じる予測不能性が、会的な機能の障害を引き起こしている。

躁病エピソード

A.
気分が異常かつ持続的に高揚し、開放的または易怒的となる。加えて、異常にかつ持続的に亢進した目標指向性の活動または活力がある。1週間以上、毎日、1日の大半において持続する(入院治療が必要な場合はいかなる期間でもよい)。
B.
気分が障害され、活動または活力が亢進した期間中、以下の症状のうち3つ以上(気分が易怒性のみの場合は4つ以上)
1.
自尊心の肥大
2.
睡眠欲求の減少
3.
多弁
4.
観念奔逸
5.
注意散漫
6.
活動の増加
7.
困った結果になる可能性が高い活動に熱中する
C.
社会的に著しい障害を引き起こしている、入院が必要であるほど重篤である、または精神病性の特徴を伴う。
D.
物質(例:薬物乱用、医薬品、または他の治療)の生理学的作用、または他の医学的疾患によるものではない。

軽躁病エピソード

A.
気分が異常かつ持続的に高揚し、開放的または易怒的となる。加えて、異常にかつ持続的に亢進した活動が4日間以上、ほぼ毎日、1日の大半において持続する。
B.
気分が障害され、かつ活力及び活動が亢進した期間中、以下の症状のうち3つ以上(気分が易怒性のみの場合は4つ以上)
1.
自尊心の肥大
2.
睡眠欲求の減少
3.
多弁
4.
観念奔逸
5.
注意散漫
6.
活動の増加
7.
困った結果になる可能性が高い活動に熱中する
C.
その人固有のものではないような機能的変化と関連する。
D.
他者から観察可能である。
E.
社会的に著しい障害を引き起こしたり、または入院を必要としたりするほど重篤ではない、もし精神病性の特徴を伴えば、定義上、そのエピソードは躁病エピソードとなる。
F.
物質(例:薬物乱用、医薬品、あるいは他の治療)の生理学的作用によるものではない。

抑うつエピソード


A.
以下の症状のうち5つ以上が2週間以上、少なくとも1つは、1.抑うつ気分、または2.興味または喜びの喪失である。
1.
抑うつ気分
2.
興味または喜びの減退
3.
体重減少、または体重増加
4.
不眠または過眠
5.
精神運動焦燥または制止
6.
気力の減退
7.
無価値感
8.
思考力の減退
9.
希死念慮
B.
社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
C.
物質の生理学的作用、または他の医学的疾患によるものではない。

DSM-5精神疾患の診断・統計マニュアル(医学書院)から引用
(参考)厚生労働省公表の双極性障害の情報
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_bipolar.html

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