精神科外来を速くする方法

外来を速くする理由

・外来を早くすることで患者様の待ち時間を短縮できる。

・無駄な時間を省くことで診察に必要な時間を確保できる。

カルテの入力時間を減らす

・カルテは診察時にすべてを記載しなくてよいです。患者様を待たすことなく時間のあるときに記載しましょう。

・血液検査を計画している際は診察前に入力しておきましょう。

・処方内容が固定している際は診察前に入力しておきましょう。

・受診日時が固定している患者様はあらかじめ予約の入力をしておきましょう。

診察のポイント

・会話の主題は2つまでとします。本来は1つの方が望ましいですが2つまでは許容されます。主題が増えると大事なことが抜け落ちてしまうことがあります。患者様は医者の説明した内容の2割程度しか覚えることができないという調査結果があります。

・変更点は1つにします。変更点が2つ以上になるとどちらが原因かわからなくなります。
－環境が変わるときは薬は変えない。
―薬を変更するときは1種類ずつにする。

・決めきれないときは中庸を選択します。
―就労を続けるか、退職かで迷ったら間をとって休職を選択します。
―服薬継続と服薬中断を迷ったら頓服を処方します。

・次の患者様を呼ぶまでの時間を空けずに診察が終わればすぐに次の患者様を呼びましょう。待ち時間が長くなると、次の患者様も長く話を聴いてもらいたいと感じるものです。

・役割を分担しましょう。
ー薬剤に関する説明は間欠な服薬方法と副作用に留め、詳しくは薬剤師から説明してもらうよう促しましょう。

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