【精神科医記載】精神科での電子カルテデジカルの評判

精神科の電子カルテでデジカルの電子カルテを利用しているメンタルクリニックは少なくありません。板橋区役所前メンタルクリニックでは電子カルテはデジカルを利用しています。

デジカルはクラウドカルテとして利用率が一位になっています。他の電子カルテ会社と類似したテンプレートであり、直感的に操作することが可能です。デジカルはレセコン一体型があるのでオルカ導入の費用を抑えることができます。また、パソコンの台数による電子カルテ及びレセコンの追加費用がないことも大きなメリットです。

サポートなしだと初期費用0円、レセコン込みで月額25000円なのがメリットです。以前は月額20000円でしたが2024年から値上がりしました。今後も値上がりする可能性は否定できません。デジカルでは患者数✖️10円が別途加算されるために患者数が多い医療機関では費用が割高になります。サポートなしでは診察時に不具合が起きた際の対応が十分ではありません。サポートありのプランでは初期費用が100万円になります。

また、他社の電子カルテでは無料のところもありますが、デジカルではマイナンバーカード導入の連携に別途費用が必要です。

デジカルでは画面全体を表示するためには大きなモニターが必要になります。

知っていないとレセプトで引っ掛かるような処置入力の欠点があります。通院精神療法の診察時間の入力や傷病手当金の日付入力の方法は知っていないとレセプトが通りません。当院もデジカルを利用していますがこの問題で開業後6ヶ月間対処に悩まされました。傷病手当金の発行した日付は他社では自動入力されますがデジカルでは手入力が必要です。傷病手当金の処置入力にコメントボタンを押して日付を入力するのですが初見ではまず漏れが生じます。通院精神療法や精神科自動加算も同様に別途コメントボタンを押して入力が必要ですが知らされていないと押すことはないでしょう。他社の電子カルテでは自動入力されるために他社の電子カルテに慣れている精神科医には別途コメントボタンを押して入力が必要だとは気づきません。日付の入力も西暦表示ではダメで和暦で入力する必要があります。レセプト確認画面ではきちんと表示されますが実際のレセプト送信の時に未入力になっており、当院では20才未満の通院療法又は傷病手当金を算定している患者のレセプトはすべて通らず、全レセプトの3割が開業後の6ヶ月間に渡って返戻となりました。実際にデジカルの使用が初めての精神科医に試しに入力してもらうとコメントボタンを押して別途入力した精神科医は1人もいませんでした。診断書、診療情報提供書、自立支援医療診断書はデジカル内には組み込まれておらず、別途Wordや Excelで作成する必要があります。

サポートデスクの電話は平日10-17時ですが電話は繋がりにくいです。

デジカル導入前にアフターサービスについて質問すると問い合わせから2営業日以内に対応すると言われましたがシステムが全く使えない状況で問い合わせしても問い合わせから2週間経っても全く対応してくれないことがありました。

デジカルは患者数が多すぎず、非常勤医師が利用する精神科の医療機関におすすめの電子カルテです。

記載 精神科医 藤林一保